温暖化が1.5℃か2℃かで、被害がどう変わるか計算している。それによると、わずか0.5℃のちがいで、大気汚染による死者が1億5000万人以上増えるという。同じ年、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した試算では、その数は数億人に増えた。

数が大きすぎてピンと来ないが、1億5000万人というとホロコースト25回に相当する。毛沢東が推進した大躍進政策は戦争以外で最大の死者を出したが、その数のさらに3倍以上だ。歴史上最も多くの犠牲者を生んだ第二次世界大戦と比較しても、2倍以上である。

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