レゴは先頃、バーチャル上でブロックを組み立てる「デジタル・デザイナー」プログラムへの出資を取りやめた。ナイキは2014年、活動量計NIKE+ FuelBandを含む一部取り組みへの投資を打ち切ることで、デジタル部門の規模を半分にした。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は2012年、「地球上で最もデジタルな会社」になろうと望んだが、景気低迷の中で成長難に直面した。

 バーバリーは、世界で最もデジタルに秀でた高級ブランドになることを目指したが、業績は初期に上向いたものの、その後は落ち込み始めた。フォードはデジタル施策に巨額の投資をしたが、社内の至る所でコストと品質の問題が発生し、株価の出遅れに見舞われた。

 これらの企業は膨大な資金を費やして、デジタルの製品、インフラ、付属アクセサリを開発し、メディアと投資家から大きな注目を浴びた。しかし結局、業績面での大きな課題と、往々にして株主からの反対に直面するという結果に終わっている。

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