高性能カメラとATEM Miniを組み合わせるだけで、実に多彩なビデオ機能が使えるようになる。静止画を準備したり、コンピュータ入力に切り替えてビデオを表示したりできる。グラフィックアプリをライブで操作することも、コードのデモやプレゼンテーションも可能だ。ピクチャー・イン・ピクチャー表示や画面下部の3分割表示、専用のハードウェアボタンでフェードアウトして真っ暗な画面にすることもできる。

ATEM Miniを最大限に活用したいなら、2台目、さらには3台目、4台目のカメラを追加することだ。ほとんどの用途では、それほど多くのカメラは必要ない。1人の人間が話しているときに撮影できるアングルなど所詮限られているからだ。だが、カメラの配置と被写体にちょっとした工夫を凝らせば、ストリーム中に別の映像に切り替えるのも楽しいし面白い。スピーチや長いプレゼンテーションなどの場合は特にそうだ。発売されたばかりの新しいATEM Mini Proには、録画機能とストリーミング機能が内蔵されている。

ATEM Miniには1つの音声入力専用端子があるため、非常に幅広い使い方ができる。たとえば、1つの入力端子をiPod touchの出力に接続すれば、iPod touchを手軽なサウンドボードとして使用して、導入部やタイトルに音楽や効果音を付けることができる。正しいインターフェイスを備えていれば、高品質のマイクから音声を取り込むことも可能だ。

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