音楽は言葉が一番きれいに響くように作られていますが、言語によって音節はまったく異なりますよね。だから音楽について学ぶには、まずは言語から勉強するべきなんです。
クラシック音楽も同じです。マンハッタン音楽学校のオペラの授業では、各国の言語をどう話すかということを勉強していました。同じオペラでも、フランス語、イタリア語、ドイツ語、英語ですべてリズムが違って聞こえるのは言語の仕組みによるものなんです。
言葉のシステム上、韓国人のほうが日本人より英語を習得しやすいとも言われています。日本語は短母音が多い言葉なので、リズムに乗せにくいのかもしれない。アクセントとリズムがなめらかな韓国語のほうがアメリカの音楽を取り入れやすいんじゃないでしょうか。