タイトル獲得数で、羽生さんの99期、大山(康晴十五世名人)先生の80期、中原(誠十六世名人)先生の64期。その3人が抜けているんですよ。4位が谷川(浩司九段)先生の27期で3位と4位の差がすごく開いているんです。なので僕は上の3人を別格として定義しているんです。3位と4位の差がすごいから。
上の3人の年齢の差はだいたい25歳なんです。僕と羽生さんは14歳差で、羽生さんと藤井くんのあいだは32歳。よって僕はちょうど中間という定義です(笑)。これまでの将棋の歴史上、タイトル獲得数で60期超えの棋士は25年にひとりくらい登場している。僕は60期まではいかないですから、そう考えると中間という位置づけになるのかなと思います。