アマゾンの売り上げの6割は、オンライン商店から来ており、これは単なる「取引」プラットフォームです。しかしアマゾンはレコメンデーション、ユーザーの分析に基づくメッセージなど、技術を使ってネットワーク効果を引き上げるということをやっており、これが売り上げの4割です。
創業当初のアマゾンは、単なる本のオンラインストアでした。それが1999年にアマゾンマーケットプレイスという取引プラットフォームを始め、さらに10年前データやプロセッシングの余剰能力を売るクラウドサービスのアマゾンウェブサービス(AWS)を始めました。キンドルやアマゾンエコーといったプラットフォームも持っています。つまりアマゾンは、多層化したプラットフォーム企業なのです。