あるバイクショップに、自信たっぷりな作業員がいた。そこに、
心臓外科医がバイクを持って修理を依頼しにやってきた。さっそく点検を始めると、作業員はこう切り出した。
「先生、最近ふと思ったのですが、バイクの修理って心臓の手術に似ていませんか?
キャブ調整など非常に神経を使う細かい作業ですし、バイクの心臓ともいえるエンジンを直して、
新しいパーツを入れたりする。作業が終わると、患者さんが元気になるのと同じように、バイクは新品同然になります。
それなのに、どうして先生と私の給料はこうも違うんでしょうかね」外科医は、こう答えた。
「私はそれを、エンジンが、かかっている状態でやっているからですよ」