ニューヨークのセントラルパークで、少年が獰猛なイヌに襲われた。
そこへ一人の勇敢な青年がイヌに向かって突進し、イヌを殴りつけて少年を救った。
その場には偶然新聞記者が居合わせ、まさにその現場写真を撮影し、青年に言った。

「あなたの素晴らしい勇気を賞賛します!
ぜひあなたの勇敢な行為を明日の朝刊に載せたい。
見出しは『ニューヨークの青年、狂犬から少年を救う!』でいきましょう」
「いえ、僕はニューヨーク出身ではないので・・・」
「では『勇敢なアメリカ青年、少年をイヌから救う!』ではどうでしょう」
「いえ、僕はアメリカ人でもないので・・・」
「どちらのご出身ですか?」
「アフガニスタンです」

翌朝の朝刊の見出しはこうなった。
『イスラム原理主義者、セントラルパークでイヌを惨殺!』

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