この調査は3000あまりの標本に対して行われ、結果は、値引率が高いほど人びとは遠くまで出かけて、クーポンやそのほかのお買い得宣材を使おうとする。たとえば定価100ドルの品物に対しては、10%の値引きなら55%の消費者が、時間距離が最大15分までなら出かける。しかし50%の値引きでは、回答者の40%が時間距離1時間までなら買いに行く。さらに、75%の値引きなら28%が最大2時間までの旅程ならOKだ。つまり、値引率が高ければ遠くまで出かける、ということ。でもしかし、それにも限界がある。定価100ドルの品物が無料提供の場合、そこまで2時間以上でも出かける人はわずかに31%だ。
位置対応の販促企画は近隣の人びとをターゲットにすることが多いが、JiWireの今回の調査結果は、値引率/額によってはチェックインのずっと外の、時間距離1時間以上の顧客でも吸引できることを、示している。
これは当然のようなデータだが、いわゆる位置対応のお買い得企画も、至近の地域にだけとらわれてはならない、ターゲットを拡大できる場合もある、ということを示しているのだ。