友人が、物凄く絵が上手いんだけどさ。
でも最初は下手だったんだよね。たいしてうまくない自分より下手だった。でも急激に成長してる。今はもうホントに上手い。絵で仕事もしてる。2chのスレでもよくある、「上手い人見て凹んで描けなくなった」とかいうやつ。自分も上手い作家さんとか見たりするとああいう気持ちになったり、年下なのに上手いのとか見るとホントへ込むんだけど、どうやら友人はそういうのが無いっぽい。前その辺語ってて判明した。
「できない」って思わないみたい。なんか。すごい人見ると、即座に「そうなるにはどうすればいいか」「自分に何を+すればそうなれるか」「そして+する方法は何か」を考えてる。だからすごい人を見たほうがモチベーションとか上がる。みたい。目標が目に見えて分かるから寧ろ嬉しいらしい。年下で上手いとか見ても、考え方が根本から違う。自分は「年下でこんなに上手いとかマジ死ぬwwwwwwオワタ」とか思って凹んで描く気なくしたりしてるけど、友人の場合「そんなに時間描けなくても人間そこまで上手くなれるんだ。ヤッター!」とか考えてる。正直意味分からない。なんか、「自分に才能がない」とか全く思ってない。自分より絵が下手だった頃から、既にそう。といって、「自分には溢れる才能がある」とか思ってるわけでもない。そもそも、「才能」とかいう概念がないっぽい。「あいつには才能があって自分にゃないんだ」とか、そういう事を全く考えてないっぽい。自分より絵が下手なド下手時代でも、小畑健を見てちっとも挫折しない。それに近づけようとしてた。あんなド下手時代だったら、小畑健なんて全然別格に思えて、「無理だ、こんなん無理」とか思う。自分だったら。でもそいつは思わないらしい。あんなド下手な癖に、小畑を目指すとか言うのもおごがましいレベルなのに、「ここをこうして、こうできたら、このくらい描ける」とか、考えてる。「身体のバランスがとれてないからそれがとれたらまずこのくらい描ける。次にこのあたりは細かく描けばこのくらい描ける。カラーも分析してみたけど光の当たり方を考えておけばこのくらい塗れる」とかなんとか言って、あとは身体のバランスとる練習とかガシガシやりまくってた。そんな調子で次々と好きな作家見つけてはそう言う風に「今の自分の絵からどういう能力が身につけばこの絵を描けるようになれるか」とかやっていっては上手くなっていって今じゃ本当に上手くなった。自分、置いてけぼり。
もしかしたら上達する人ってのはこういう風なのかもしれないと思った。同時にまねできないとも思った。「できない」「もう無理」「やっぱ才能ないわ自分」とか全然考えない。考えようとしない。基本的に「出来る」と考えてる。うーん。なんでそういう風に考えられるの?って聞いたけど、「なんでもなにも自然とそう考えてる」「それしか考えてない」とか言ってる。ライフハック的に、「そういう風に前向きに考えよう」とか意識してるわけじゃないっぽい。絵だけじゃなくて万事そういう感じなんだよな。なんなんだろ。性格の問題なのか?

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