ロバート・チャルディーニの「影響力の武器」という本では、セールスなどにおいて他人に影響を与えるための様々なテクニックやその対策が解説されています。たとえば、人間は他人に何かをしてもらったとき借りを返さなければならないと感じてしまう「返報性の原理」というものがあるので、小さな恩を売ることにより大きな見返りを得られる可能性があることが示されています。この本では他にも数種類の原理が解決されていますが、返報性の原理と並んで重要な「一貫性の原理」というものについても解説されています。人間は矛盾する行動をとることを嫌がるものなので、小さな頼みを聞いてもらった後でそれに似た大きな頼みをお願いすると、そちらもOKしてもらえる可能性が高くなるのだそうです。

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