東京式アクセントではピッチの下がり目のみが弁別されるのに対し、京阪式では語頭のピッチが高い(高起式)か低い(低起式)かも区別する。そのためアクセントの型(パターン)は東京式より京阪式のほうが多い。たとえば「はし」と言う場合、京阪式は「橋」(し)と「箸」(は)と「端」(はし)の3種類の区別があるが、東京式では「橋」「端」(は)と「箸」(し)の2種類の区別しかない。また東京式と違って京阪式では「ちゅごく」(中国)や「こにち」のように長音や撥音にもアクセントが来る。アクセントのパターンの多さから、他のアクセント話者が京阪式を習得するのは難しいとされる。

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