有機EL(OLED)ディスプレイでは、ダークモードにすればバッテリーの節約につながる。有機ELではピクセルが個別に発光する仕組みのため、画面を黒にすれば発光がオフになるからだ。一方、バックライトを発光させる液晶ディスプレイでは、画面を黒にしても発光は止まらないため、このようなメリットはない。
ごく最近まで、ほとんどのスマートフォンは液晶を採用していた。「iPhone X」は、有機ELを搭載したアップル初のスマートフォンである。また、サムスンの「Galaxy S10」やファーウェイの「Mate P30」も有機ELを採用している。これらのスマートフォンなら、ダークモードにすることでバッテリーを確実に節約できる。