バブル期の東京で、高級イタリアンのお店があって、シェフはイタリア人だった。
が、バブル崩壊でお店(自体は繁盛していたが、親会社が)潰れ、
シェフはNYのレストランに引き抜かれアメリカに渡った。が、数年後に平成不況まっただなかの日本に戻ってきた。
NYのレストランより、かなり劣る条件にも関わらず、
何故?と、かっての常連客が日本に出戻ってきたシェフに尋ねてみたら
「日本の客は、味が判る。アメリカは最悪!あんなところにいたら、俺の腕が悪くなる!」何でも、アルデンテのパスタを出したら
「硬い!、芯が残っている!、失敗作だ!」と突っ返される。
味付けもひたすら脂っこく、濃い味つけにしないとダメ。
素材の味を楽しむ、繊細な味付けにすると
「味がついていない!」と、クレーム。
野菜なんか、クタクタに茹でないと「生茹で!」と言われる。
「アメリカにいる間、心の支えは日本からの常連さんだった…」
(日本にいた頃の客が、出張や駐在の折に来店してくれた。
日本人客の時だけ、思う存分腕がふるえたとか)と、嘆いていたよ。
アメリカに渡ったシェフ 続・妄想的日常 (via yasunao) (via overhilowsee) (via tobyluigi) (via tiga) (via lllkml)
2010-01-26 (via gkojax-text) (via gkojax) (via isamiashi) (via xlheads) (via tiga) (via no-where—now-here) (via sytoh) (via marytan)
2010-01-26 (via gkojax-text) (via gkojax) (via isamiashi) (via xlheads) (via tiga) (via no-where—now-here) (via sytoh) (via marytan)