「もともとただ自分のいだく基本的思想にのみ心理と生命が宿る。我々が真の意味で十分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読みとった他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。」

「読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。」

「ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく。」

「多読すればするほど、読まれたものは精神の中に、真の跡をとどめないのである。」

「自ら思索するものは自説をまず立て、後に初めてそれを保証する他人の権威ある説を学び、自説の強化に役立てるに過ぎない。」

「熟慮を重ねることによって、読まれたものは真に読者のものとなる。」

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