■人脈を築くために一番大切なこと

人脈というのは「人」の「脈」と書きます。つまり、これが意味する所は自分を中心して「人」が「脈をなしてつながる」ことで初めて人脈と呼ぶに相応しいものになります。

人脈を築くために一番大切なこと。それは、相手に何かを与えられる自分であるかどうかです。それ以外は全部二の次です。

2年ぐらい前になりますが、僕は前職のある営業部隊の担当役員の下で仕事をさせてもらったことがあり、その時に僕の年齢じゃまず会うことが無いであろうエグゼクティブな方々とお会いする機会に恵まれました。もちろん名刺も交換しましたし、ある程度メールのやり取りもしました。打ち合わせも重ねましたし懇親会とかもやらせてもらい、色々と勉強させてもらいました。

でも、仕事が終わればお付き合いはそれで終わってしまいました。

その時僕が感じたのは、人脈を築くってのは相手に与えられるものを持たなくちゃいけないんだ、ということです。相手に対して自分の存在を「響く」ものにしなくちゃいけないんです。この人と時間を過ごしていると面白いなーとか、勉強になるなーとか、そういう何というんでしょうか、自分の未来に興味を持ってもらうとでも言いますか、そういうのが必要なんです。相手に響く自分でいないといけない。

ちょうどその時がはてなにブログを移して1年ぐらいたった時だったんで、そういう経験をもとになるべく僕しか書けないことを書こうと意識した所段々とアクセスが増えてきて、仕事面で色々リンクが広がって今ではいろんな方と友人になることができました。自重はダークサイドというのは、こういう経験から学んだことを一言で言い表したようなものです。人脈はお互いに何かを与えている・共有していることで初めて血が通うんですね。

名刺の数なんて人脈にはまったく関係ないです。どうせそれは「死に名刺」になりますから。毎年そうやって死んでゆく(二度と連絡を取ることは無いだろうという意味で)名刺、皆さんも結構ありませんか?僕にとっては死んだ名刺の束よりも、1回だけブログを知り合ってお会いした方とかTwitterでぼやいた時にヒントをくれたりディスカッションができる「まだ見ぬ友人」のほうがよっぽど人脈として有効です。すでに理解し合えているものがあるわけですから。だからブログ等でいろんな事を発信している方が、必然的に色んな出会いに恵まれているんだと思います。

名刺交換だけで築ける人脈はどこにも無く、1対1で交わす言葉こそ人脈を司り人生を彩る「細部に宿りし神」になるんです。名刺や肩書きなんかに気をとられるぐらいなら、自分の言葉が軽くないかどうかを意識すべきだと思います。

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