・第一に、ネットワーク内では不幸な人は不幸な人同士で、幸福な人は幸福な人同士で群れをつくっている。第二に、不幸な人はネットワークの周縁に位置するようだ。つまり、社会関係の連鎖の末端、ネットワークの外れに存在する傾向が高いのである。
・直接つながっている人(一次の隔たりにある人)が幸福だと、本人も約15%幸福になるらしい。しかも、幸福の広がりはそこで止まらない。二次の隔たりのある人(友人の友人)に対する幸福の効果は約10%、三次の隔たりのある人(友人の友人の友人)に対する効果は約6%あるのだ。四次の隔たりまでいくと効果は消滅する。
・ある人が幸福な友人を持つと、その人が幸福になる可能性は約9%増大する。不幸な友人を持った場合は、幸福になる可能性が約7%減少する。