米電子機器大手アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」を生産する中国四川省成都市の工場で20日午後7時(日本時間同8時)ごろ、爆発があり、2人が死亡、16人が負傷した。中国中央テレビなどが伝えた。原因は不明で、警察当局が周辺を封鎖して調べている。
現場は昨年秋に稼働を始めたばかりの台湾系大手電子機器メーカー富士康集団(フォックスコン)の工場。約2万人の工員が働いており、爆発は工員の勤務交代時間に発生したという。
中国メディアによると、同社幹部は昨年12月、成都工場での2011年のipad生産量を当初計画の2千万台から4千万台に引き上げ、13年には1億台に拡大すると表明していた。(共同)