・世界では9億キログラムもコーヒーが余剰となった。それほどコーヒーが余っているなら小売価格が安くなってもよさそうなものだが、そうなるには流通プロセスが長すぎるのである。

・世界には、コーヒーの生産者と消費者は星の数ほど存在し、加工工場の数も多いが、輸出業者の数は少なく、これが、コーヒーの流通システムのボトルネックとなっている。同様のことは他の食品についても言える。生産者と食卓を結んでいる流通システムのある段階において、ひと握りの企業に力が集中しているのである。

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