50マイル[約80km]の沖合いで捕獲れた4~5インチ[約10~12cm]の小魚から、すでに許容量の10~50倍のセシウムが検出されています。もちろんその小魚はもっと大きな魚に食べられて、食物連鎖のはしごを上がっていくわけです。これは憂慮すべき事態です。海草はヨウ素を吸収するようですが、私がつい最近知ったところによれば、セシウムも吸収するのです。私はこれまで、90日たてばヨウ素はなくなるから海草は心配しなくていいと言ってきました。でもセシウムも吸収すると分かった今はそこまで確信がもてません。

殻のある海の生物、とくにカニなどの甲殻類は殻に多量のセシウムを溜め込むそうです。セシウム汚染の件には甲殻類も付け加えたほうがいいかもしれません。

農業や畜産業も問題を抱えます。牛はこの先何年もセシウムを取り込み続けるからです。ドイツを見てください。チェルノブイリの事故から30年近くたっているのに、キノコを食べるドイツのイノシシはいまだにセシウムに汚染されています。

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