「かわいいものをつくりたいときは、必ず目から取りかかります。顔全体のうちどれだけの比率を占めるのか考えるのです。そこから始めて、あとは調整していきます」

これには科学的な裏付けがある。オーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツは1943年、「幼児スキーマ(Kindchenschema)」と呼ばれる概念を発表した。多くの生物において赤ん坊には共通する形態的特徴(大きな目、小さな口、丸く大きな頭など)があり、これが世話をしてやりたいという感情を大人に抱かせるという理論だ。

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