中国の酒文化について簡単に触れておきましょう。日本で「中国のお酒は?」と聞けば、「紹興酒」と答える人が多いかもしれませんが、これはコメからつくる醸造酒「黄酒」の一種に過ぎず、中国では上海近辺でしか通じません。そもそも紹興とは、上海に隣接する浙江省にある都市の名前です。

 一方、中国北部を中心に圧倒的に飲まれるのが蒸留酒の「白酒(パイチュウ)」です。これが、アルコール度数40以上は当たり前。50以上もざらにあって、宴会でテーブルに登場すると、思わずピンと背筋が伸びます。

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