・人間の記憶というのは、機械のメモリーのように一度蓄えられたら、入力された時と変わらず同じ状態で残るというものではなく、ずっと編集され続けています。つまり時間を経るごとに結びつきや文脈がどんどん変わっていくのです。

・時には、記憶の編集の過程で、「こんな面白いものができたよ」と側頭葉が前頭葉に教えてくれている可能性もあります。

・暗記する、記憶する、ということと、ひらめきや創造性は正反対であると思う人も多いかもしれません。しかし学習によって記憶のアーカイヴがある程度蓄えられていないと、ひらめきも生まれません。無からひらめきは生まれないのです。

・あるひらめきが起こると、それまでと比べて脳の状態が一変し、ものごとが全く違った見え方をします。しかもその違った見え方は、一度獲得すればなかなか消えません。不可逆的なものです。

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