●封建主義
あなたは牛を2頭所有している。領主様がときどきミルクをお召しになる。●社会主義
あなたは牛を2頭所有している。すべてのミルクは政府が巻き上げてしまう。●共産主義
あなたは牛を2頭所有している。政府が1頭を召し上げ、それを隣の人に与えてしまう。●全体主義
あなたは牛を2頭所有している。政府が両方を取り上げ、あなたに面倒を見させて、しかもミルクを売りつける。あなたは地下にもぐってサボタージュ活動を始めるしかない。●資本主義
あなたは牛を2頭所有している。1頭を売って代わりに雄牛を買い、牛の数を増やして拡大再生産する。あなたはそれらを売り払って、引退してカリブ海に移住する。●ウォール街金融道
あなたは牛を2頭所有している。将来のミルクを担保にして債券を発行し、それにサブプライムローンを組み合わせて高利回り高格付けの金融商品を組成する。ところがバブルが崩壊してしまう。●ナニワ金融道
あなたは牛を2頭所有している。さらに牛を増やすために、高利回りを謳って資金を集める和牛商法を始める。ところが危ない人のお金を預かってしまったために、淀川に浮かんでしまう。●キリスト教
あなたは牛を2頭所有している。あなたは1頭を残して1頭を隣の人に与える。●共和党
あなたは牛を2頭所有している。隣の人は1頭も持っていない。で、それがどうしたの?●民主党
あなたは牛を2頭所有している。隣の人は1頭も持っていない。あなたはそれを申し訳なく感じて、税金を上げようとする政治家に投票する。政治家は税金を上げるので、あなたは牛を売らなければならなくなる。政治家はその税金で牛を買い、隣の人に与える。あなたは正しいことをしたと実感する。●アメリカ企業
あなたは牛を2頭所有している。1頭を売って株主に利益を還元し、残った1頭で4頭分のミルクを搾り取ったところ、死んでしまったので驚いた。●フランス企業
あなたは牛を2頭所有している。でも3頭目がほしいからストライキに出かける。●日本企業
あなたは牛を2頭所有している。10分の1のサイズで、20倍のミルクを出す牛に改良する。●ドイツ企業
あなたは牛を2頭所有している。100年生きて、月に1回しか食べず、自分でミルクを絞るような牛に改良する。●イタリア企業
あなたは牛を2頭所有している。でもどこに居るのか分からない。まあ、昼飯にしようか。●メキシコ企業
あなたは牛を2頭所有していると思っている。でも、牛がどんなものか知らない。まあ、昼寝にしようか。●ロシア企業
あなたは牛を2頭所有している。数えてみたら5頭になっていた。数えなおしてみると今度は12頭だ。まあ、数えるのは止めてウオッカを開けようか。●中国企業
あなたは牛を2頭所有している。おおい、メラニンをもって来い。●インド企業
あなたは牛を2頭所有している。あなたはそれを深く崇拝する。