・いまから何年か後に日銀が金融引き締め政策に転じ、銀行預金の利率が5%になったとしよう。これまで超低金利に泣かされていた年金生活の高齢者がこれで救われるかというと、そうとはかぎらない。経済環境の激変で日本を急激なインフレが襲い、物価が年10%の割合で上昇しているかもしれないからだ。預金金利が5%でもインフレ率が10%なら、年5%の割合で資産は目減りしていく。これはゼロ金利よりもずっと悲惨な状況だ。

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