・皮膚が黒い人は、日光の皮膚透過が少ないため、ビタミンDが不足しないよう、コレステロールの血中濃度を上げるという対応をしているが、日照の少ないところでは、コレステロールが消費されず、心臓病や脳卒中のリスクを高める。
・汚染された水による悪影響を軽減する方法として、ヨーロッパでは発酵により生成されたアルコールが含まれる水を飲むことで対応したため、アルコールに弱い人は生き残れなかったが、アジアでは煮沸で対応したため、アルコールに弱い人も生き残れた。
・ソラマメ中毒症は世界でもっとも拡がっている酵素欠損症で4億人いるという(ソラマメ起源の過酸化水素が赤血球を攻撃するという)。この人達は、マラリアへの耐性を強く持っているという。また、小麦やジャガイモも炭水化物の吸収を阻害する酵素を持っている