「私がApple社の経営者なら、Macをできるだけ利用する――そして次の実りある事業に取りかかる。パソコンを巡る戦争は終わった。済んでしまったことなのだ。米Microsoft社がずいぶん前に勝利を収めたのだ」
――『Fortune』誌1996年2月19日号「デスクトップ・コンピューターの業界は死んだ。イノベーションなど存在しないも同然だ。技術革新とほぼ無縁のMicrosot社が支配している。もう終わった。Apple社は敗者だ。デスクトップ市場は暗黒時代に突入しており、あと10年はこの時代が続くだろう。少なくとも、1990年代の終わりまで続くのは確かだ」
――『Wired』誌1996年2月号「Microsoft社がMacをコピーすることに長けていたわけではない。Macが10年もの間コピーしやすい製品だっただけだ。それはApple社の問題だ。独自性が消えていたのだ」
――オーウェン・W・リンツメイヤー著『アップル・コンフィデンシャル2.5J』(現著書の発行は2004年:邦訳はアスペクト刊)「Apple社再建の妙薬は、費用を削減することではない。現在の苦境から抜け出す斬新な方法を編み出すことだ」
――『アップル・コンフィデンシャル2.5J』「Apple社には、極めて大きな資産があるが、ある程度手をかけてやらなければ、会社はたぶん、たぶん――適切な言葉を探しているんだ――たぶん、死んでしまうだろう」
――暫定最高経営責任者としての復帰に関するコメント。『Time』誌1997年8月18日号