自己変革に対するひときわ強い抵抗は、人格形成期のトラウマに根差したものである場合も多い。そうしたトラウマの経験は、脳の扁桃体という部位にしっかりと記憶されている。扁桃体は、脅威を察知し、それに対する感情的反応を引き出す部位だ。記憶はあくまでも過去の経験に関わるものだが、扁桃体が脅威を察知すると、過去の経験が現在進行形の出来事のように感じられて、人は自己防衛の行動に走る。

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