原理主義の宗教の人ほど、自分の人生の逆境により楽観的に立ち向かい、うつ病にかかる割合も低かった。逆に、悲観的で落ち込み度合いの多い割合が最も多かったのは、自由度の高い宗教の人や、無神論者だった。

インドのジャイプール市で、50組の夫婦に対して意識調査を行なった。これらの夫婦のお互いの信頼関係や恋愛関係を数値化したところ、恋愛結婚の夫婦は、結婚1年目までは平均70点(91点満点中)だったが、結婚期間が長くなるにつれて数字が下がり、10年以上になると40点までになった。一方で、取り決め婚の夫婦は、新婚時には58点だったが、期間が長くなるにつれてスコアも高くなり、10年を超えると68点になった。

2007年の調査では、ドイツ人の5人に1人以上が、ベルリンの壁をもとに戻したいと思っている。また、旧東ドイツ人の97%が、ドイツの民主主義に失望を感じ、90%以上が、社会主義は理論的には優れた思想で、過去の失敗は単に実行方法がまずかったからに過ぎないと考えている。

カナダでは1980年代から1990年代初めにかけ、タバコ税を急激に引き上げた。その結果、国民の喫煙率は40%も低下したが、1994年までにタバコの闇市場が広がり、タバコの総販売量のうちの30%が、犯罪組織がアメリカからの密輸品であった。さらに、密輸のタバコの増加によって税収が落ち込んだ。そしてカナダ政府は、1997年に増税を撤回して減税に踏み切り、現在、カナダのタバコ税はアメリカと同水準になっている。

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