姉重伝説

小学生時代、鳩のフンが2日連続頭に落ちてきたことがある。

電車を始発から終点まで2往復した事がある。

昼間の景色を観て「この夜景キレイ…」と呟いた。

歯医者に行く日は家から泣いている。

「今日の自分は良く無かった」と言って突然壁へ頭をガンガン打ち付け出す。

福岡県を県と知らなかった。

「埼玉県の中に千葉県があるよね?」「私行ったもん、埼玉県の千葉県」

「今日映画を観た」といっても、題名も内容も覚えていない。面白かった事だけは覚えている。

テレビを観ながら一緒に拍手して「ハッ、テレビだ」と気付く。

DVDのトレイに、DVDのパッケージごと入れようとして「入らない!」と困っていた。

高校生の頃、作文で「お嫁さんになりたい」と書いたつもりのところ、全て「お塚さんになりたい」と書かれていた。

成人式を迎えた姉は、小学6年生の終わりに自分が書いた手紙を受け取った。
今よりも文字がうまいその手紙には「今は文字でいうと『か』が好きなんですけど、あなたは今何が好きですか?」という問いかけがあった。
姉は「今は『な』かなぁ」と答えていた。

凄くお腹が空いてティッシュを食べたことがある。「お口で溶けるから案外平気」と言っていた。

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