「カツオにつく寄生虫」ですが「テンタクラリア」という条虫が多いようです。釣りたてのカツオを捌くと、お腹のあたり、マグロで言えば「トロ」にあたるような脂肪層でしょう、そのおいしいあたりに、米粒ほどの白い虫が、まず100%いるそうです。
人間が食べてもおいしい、脂の乗ったところです。寄生虫も変な知恵が発達しているものですね。
この「テンタクラリア」実は人間には寄生せず、実害はほとんどないのだそうです。ただし生きたままのテンタクラリアを口に入れたりすると、こいつには「歯」のようなものがあるらしく、喰らいつかれるとチクチクして痛い、というようなことはあるそうです。
また何より、なまっちろい米粒見たいなムシがついているのは、気色悪いですよね。ということで、このテンタクラリアを叩いてやっつけようというのが、どうやら「カツオのタタキ」の原点らしい。