ペンギンは水族館や動物園で人気の動物ですが、魚主体の食生活もあってかなり体臭がキツいことが知られています。同様に強い臭いを発するペンギンの「糞」について分析したところ、ペンギンの糞からは医療現場において麻酔目的で使われる笑気ガス(亜酸化窒素)が発生していることが判明しました。

「ペンギンの糞はとても高いレベルの亜酸化窒素をコロニーの周囲に放出します」

亜酸化窒素は地球の大気に放出されると紫外線によって分解されて一酸化窒素となり、オゾン層を破壊するという作用を持っています。一酸化窒素には二酸化炭素の300倍もの温室効果があるそうです。

亜酸化窒素は麻酔用の笑気ガスとしても用いられており、「ペンギンの糞に囲まれた研究者たちは、『バカ』になってしまいました」「数時間にわたって糞の臭いを嗅ぎ続けると、ある者は完全にバカになります。別の者は頭痛を感じ始めます」

更新情報知らせます はい 不要