私にとって歳を重ねることの恵みの一つは
楽な恋愛ができるようになったことです。
若いときは、
どうしてあんなに独占欲や執着心が強かったのでしょうか?
だから相手も自分も縛ってしまうのです。そういう恋愛は自分にとって苦しく、
相手にとってもかなり息詰まるような体験ではなかったか、
と反省しています。恋愛を含めてよい人間関係に必要なのは
第一に「自己充足」していることでしょう。
自分1人でいられる能力、
1人でも楽しく生きられる能力が自己充足というものですが、
そのような能力を獲得できない若い時分は
相手を縛ったり、相手にすがったりしがちです。第二に「健全な自尊心」が必要です。
若いときはしばしば、自分というものを必要以上に低く評価したり、
実像とかけ離れているほど高く評価したりします。
中年になってやっと社会の中での自分の位置を客観的に評価し、
健全な自尊心(セルフ・エスティーム)を持てるようになります。
そして、あらゆる人間関係には健全な自尊心が不可欠なのです。おそらく、人間が「成熟」するということの意味は
恋愛ばかりではなく、
あらゆる人間関係において
相手を自由にすることができる力を指しているのです。
相手を自由にするためには
自分の中に「自己充足感」や
「健全な自尊心」がなければなりません。
10才若く見られたかったら-TOMOKO (via motomocomo) (via ittm) (via x-117) (via mekarauroko)
2010-03-28
(via gkojay)