倫理的な組織を構築できない「5つの障壁」として、以下を提示している。
・報酬のために倫理に反する行動を助長する「不適切な目標設定」(ill-conceived goal)
・利益相反の恐れがある時、見て見ぬふりをすることが利益となる「動機づけられた見落とし」(motivated blindness)
・直接的な行為を避けて、第三者に行わせることで起きる「間接的な見落とし」(indirect blindness)
・些細な非倫理的行為を見逃してしまったことで倫理観が少しずつ緩み、より大きな過ちをも許す「滑りやすい坂」(the slippery slope)
・非倫理的行為か否かで判断するのでではなく結果を優先する「結果の過大評価」(Overvaluing Outcome)