600万マイル(約960万km)以上の走行において、ウェイモ車両の衝突事故の発生率は低く、生命にかかわる衝突事故は発生していない。さらに発生した衝突事故のほとんどは、相手ドライヴァーの過失であった。これらの結果から、圧倒的多数の状況において、ウェイモ車両の運転は平均的な人間のドライヴァーの運転よりも安全だと考えるのが妥当であろう。

それでもまだ、未解決の大きな疑問が残る。ウェイモの自動運転システムは、人間よりも死亡事故を起こす可能性が低いのか、という点だ。

ここで問題になるのは、米国では高速道路における死亡事故が1億マイル(約1.6億km)の走行につき1回しか発生しないことである。つまり、600万マイル(約960万km)分のほぼ非の打ちどころのない運転記録をもってしても、ウェイモの自動運転システムが人間のドライヴァーより死亡事故を起こす可能性が低いと証明するには、とうてい足りないのである。

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