喪中の人は神社・仏閣へのお参りを控えるようにと多くの本で書かれていますが、実は大きな間違いです。結論から言えば、神社は×、お寺は○です。そもそも神社とお寺を一緒に考えるのが大きな間違い。「死」に対しての考え方が神社とお寺では違うのです。

神社の場合、死はケガレと考えます。そのため神社のお社(やしろ)の中で葬儀はできません。ケガレている間は鳥居をくぐることはNGとされています。しかし、仏教の場合「死」はケガレではありません。お寺の本堂を利用して葬儀もしますし、初七日法要、四十九日法要もします。本堂にまつってある本尊に手を合わせてお参りをする……喪中であろうとなかろうと、むしろ大切な方を亡くした後だからこそ手を合わせることは大切なことなのです。

お寺へのお参りは、葬儀や法要だけではありません。根本的にはお正月には旧年の感謝と新年のご挨拶をするのことが大切とされていますから、喪中でもぜひお参りに行っていただきたいのです。

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