二人の絵が上手な少年がいたけど、二人とも貧乏で絵の教育を
受けることが出来なかった。そこで二人は考えて、どちらかが
お金を稼いでもう一人の学費を出す、というのを変わりばんこに
すればいいと結論を出した。じゃあどっちが先に勉強しようか、
という話になったが、一方の少年がもう一方のデューラー少年に
「君の方が僕より少し上手だから君が先に行けよ」と言って、肉体労働に
勤しんだ。数年後デューラー少年は学校を卒業して金を稼ぐ
順番になったが、もう一方の少年の手は肉体労働のせいでゴツゴツ
になり、絵筆を持てる状態ではなかった。デューラー少年は涙を
流し、その手を美しい手だとして絵に描いた。という話。デューラーの絵を見るたびに思い出す。
【確かこんな話】昔道徳の教科書で読んだ話 (via petapeta)