調査によると、人々はビールのアルコール度数の低さを補うために以前より多い量を飲んでいるわけではない。ヴィクトリア大学の研究によると、被験者に対して飲んでいる最中のビールのアルコール度数を知らせず、酔いの程度と満足度を自己判定させたところ、アルコール度数が低くても高くてもまったく同じ結果になった。
別の研究では、アルコール度数7パーセントと3パーセントのビールの樽を複数用意し、アルコール度数については明らかにしないまま学生たちにそれぞれいずれかの度数のビールだけを飲ませた。その結果、「ほぼ同量のビールが消費されました」とストックウェルは言う。「彼らは満足していました」