天動説が唱(とな)えられていた時代、肉眼では太陽と月のほかに、水星・金星・火星・木星・土星の5つの惑星を見ることができました。
古代の人々はこれらの天体が動く早さから、その距離を推測しており、遠い天体ほどゆっくり動くと考えていました。
その考えを元に、これら7つの天体を地球から遠い順に並べると、土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月となります。
そして、彼らはこの順番に1時間ずつ惑星が人々の時間を支配し、守っていると考えていました。
つまり、最初の1時間は土星、次の1時間は木星、といった感じで順に支配しているわけです。
この順番で進むと、1日後=25時間目は太陽となります。これをさらに繰り返していくと、次のようになります。
1日目の1時間目…土星
2日目の1時間目…太陽(日)
3日目の1時間目…月
4日目の1時間目…火星
5日目の1時間目…水星
6日目の1時間目…木星
7日目の1時間目…金星
8日目の1時間目…土星