先生のやり方は、絶対に途中の式を省きませんでした。例えば、10=2x の場合です。
普通の教師が書くのは
10=2x
x=5
です。しかしその先生の場合、
10=2x (右辺と左辺を入れ替える)
2x=10 (2で両辺を割る)
x=5
と解説付きで式を書いてくれるのです。こんな解説は教科書にはいちいち載っていません。しかし頭空っぽの私にはこれが必要でした。日本語で解
説を入れることで何をしているのかがはっきり分かるようになります。上の例のように、簡単な式なら良いですが、複雑な二次関数でなんかで途中の式を省かれたらたまったもんじゃありません。確実
に理解するために途中の式は重要です。その先生のおかげで数学嫌いを克服し、数学テストの得点は常に上位でした。
なので全国の数学教師の方々、是非とも途中の式を書いてください!!
そして生徒は勉強するとき途中の式をすべて書きましょう。なぜそうなるのかを確実に把握するために必要で
す。式を省くのはテスト中のみにすべきです*2。ちなみに、高校一年はその教師でしたが、二年からは別のベテラン(笑)教師になり、見事に途中の式を省くので僕を含めクラスメイトはほとんど
理解が追いついていませんでした。それでも私が高得点を維持し続けたのは、式を理解するために途中の式を必死で見つけ、徹底的に書いたからです。先生が教
えてくれるのが一番の近道なんですけどね…。ふと高校時代を思い出したので書いてみました。途中の式万歳!!