調査の結果、60人のへそから2368種の細菌が見つかり、そのうち1458種は新発見の可能性があるという。

 細菌は少ない人では29種、多い人では107種もいたが、平均では約67種が見つかった。92%の細菌種は、サンプル提供者全体の10%足らずにしか存在しなかった。これはすなわち、ほとんどの細菌種が60人中1人からしか見つからなかったことを意味する。

 例えば、あるサイエンスライターからは、これまで日本の土壌でしか発見例のない細菌と思しき種が見つかったが、この人物は日本への渡航歴はなかった。そのほか、数年間へそを洗っていないというかぐわしい人物からは、いわゆる極限環境微生物2種が見つかった。通常は氷冠や熱水噴出孔などの過酷な環境に生息するものだ。

更新情報知らせます はい 不要