・平均寿命というのは、今生まれた赤ちゃんが平均何年生きられるかという数字であって、その統計には若くして死んでしまう人も含まれている。よって、60歳まで無事に生きた人の残存寿命というものは、平均寿命を基準に考えてはいけないのだ。60歳の平均残存寿命は、約25年である。
・日本人は年を取るとみな介護が必要になると思っているが、実際に介護のやっかいになる人は7人に1人。75歳以上の人だけをとっても29%しかない。ほとんどの人は「最近まであんなに元気だったのに、風邪をこじらせてポックリ逝ってしまった」というパターンなのである。