・たとえば、饅頭一つの皿と、饅頭二つの皿を子供の前に出すとしましょう。そうすると、最初は迷わずに二つ乗った皿のほうに手を出します。このときを社会心理学では「物心がついた」といいます。物心がつくというのはそういうことです。ところが、しばらくすると、気遣いが始まります。本当は饅頭が二つのほうの皿が欲しいのに、どっちにしようかと迷うようになる。これを「知恵がついた」といいます。こうして知恵づくことで、本来の無邪気さがどんどん失われていく。

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