・思考とは過去の記憶を参照し、未来や未知のことを推測する行為です。その結果、苦い記憶を元に悪い結果を想像し、それに対して恐怖心を抱くことが往々にしてあります。本来、現実だけを直視していればいいはずなのに、過去と未来という脳の中にしか存在しないものに縛られ、恐怖心を水増ししてしまうのです。
・ニートやひきこもりと言われる人も実はとても頭が良い人であることもあります。彼らはその責任感や優秀さゆえに過去と未来について熟慮しすぎ、恐怖心を人並み以上に増幅してしまったことで、自分自身でも背負い切れないほどの負担を作り出してしまっているのかも知れません。