アルコールが血流に入ると、脳下垂体は「バソプレッシン」という体内の水分を保つホルモンの分泌を抑えるようになります。バソプレッシンが少なくなると、水分は膀胱に直接流れこんでいきます。だからお酒を飲んでいて、トイレに行き始めたらどんどん出てくるようになるんです。お酒を飲んでいる間は、体内に取り込む水分の約4倍の水分を失います。つまり脱水症状になり、口がカラカラになったり、頭痛がしたりします。なぜ脱水で頭痛になるかというと、体が水分を欲するあまり脳から水分を取り出そうとするんです。それで脳が縮んでしまい、頭蓋骨と脳をつなげる膜が引っ張られるため痛むんです。

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