クロラムフェニコール(ベネズエラの堆肥から)、バンコマイシン(ボルネオの泥から)、ダプトマイシン(トルコの土から)といった成果は、こうした探査の賜物だ。

今世紀半ばにがんの化学療法の先駆けとなった、ビンクリスチンやビンブラスチンは、マダガスカル原産の植物ニチニチソウから抽出された。最初の抗マラリア薬として1世紀にわたって利用されてきたキニーネは、アンデスに自生するキナの木からつくられた。

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