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名無しのオプ:2008/03/20(木) 02:44:28ID:VA8PEjgE

むかし昔、ある男がある村に現れ、村人たちに言いました。

「猿を一匹1000円で売って欲しい」と。


サルは村では珍しくもなく、そこら中にいたので、村人たちはさっそく森へ捕まえに行きました。


村人たちが捕まえた何千匹ものサルを男は一匹当たり1000円で購入し、
そのうちサルの数が少なくなってきたので、村人たちは捕まえに行かなくなりました。


そこで男はサルの値段を一匹当たり2000円にすると発表しました。
この新しい発表により村人たちはまたサルを捕まえに行きました。




しばらくするとサルの数がさらに減ってきたので、村人は捕獲をやめました。


すると男の申し出は2500円へと吊りあがりました。
しかしサルの数はかなり減ってきているので、捕まえるどころか見つけるのさえ難しくなっていました。


とうとう男は値段を5000円にまで吊り上げました。


しかしながら、男はビジネスのために町へ出向かなくてはいけなくなったので、
彼のアシスタントが代わりにサルを買いつけることになりました。




男が留守の間に、このアシスタントは村人たちにこう言いました。


「今まで彼が集めてきたこの多くのサルを、あなたたちにこっそり3500円で売りますから、
明日彼が戻ったら、それらを5000円で売るといいでしょう」


村人たちはそれぞれお金を出し合って、そのすべてのサルを一匹3500円で買いました。


しかしその後、村人たちは男もアシスタントも二度と見ることはなく、
ただサルだけはそこらじゅうにあふれていました。




株式のことが少しわかるようになりましたか?
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