・「リキャプチャ」というソフトウェアは、コンピュータプログラムがウェブサイトに自動的にアクセスするのを排除して、人間のユーザーだけを受け入れるための認証用ソフトウェアだ。その目的を達するために、ウェブサイトの画面上に歪んだ文字列を表示し、オンラインサービスを利用しようとするユーザーにそれを手作業で入力させる。世界中のユーザーが1日に解読している文字列は2億個に上る。実は、このソフトウェアには認証機能のほかにもう1つの役割がある。ユーザーの解読作業の積み重ねを通じて、歪んだ文字の読み取りデータを集めて、OCR(光学式文字読み取り)ソフトの文字認識能力を改善するために利用しているのだ。