アレックスは1歳になる前にガンと診断されました。彼女の人生はずっと、病気と化学療法と手術ばかりでした。4歳の時、彼女は庭先でレモネードスタンドをやりたいと両親に言いました。欲しいものがあったからではありません。そのお金を、他のガンの子どもたちのために役立てたいと思ったのです。アレックスのレモネードスタンドは1日で2千ドル売り上げました。でも私が好きなのはその先です。すぐにアレックスの名を冠したレモネードスタンドが次々とできはじめたんです。収益は20万ドルになりました。するとアレックスは新しい目標を掲げました。百万ドル集めようと。2004年6月12日、アメリカの州という州に何百というレモネードスタンドが開きました。普通の人たちが、ガンの子どもを助けるためにレモネードを作って売ったんです。その2ヶ月後にアレックスは両親に手を握られながら息を引き取りました。8歳でした。でも死ぬ前に彼女は来年の目標を5百万ドルに決めていました。今日彼女の夢は4千5百万ドル以上を集め、さらに伸び続けています。1つのアイデア、1人の少女、1つの大きな夢。彼女が死ぬ前に言った言葉は何だったでしょう?「私たちきっとできるわ。みんなが手伝ってくれたらきっとできる。できるって分かるの」