一般的なニュースのような映像から、白人至上主義のような過激な思想を扱った映像へと、レコメンデーションなどで導かれる傾向が強かったことを明らかにした。
グーグルの内部でも、この問題は長年にわたって指摘されてきた。同社でAIの先端的な研究に携わるDeepMindの研究者たちは、レコメンデーションによってユーザーが偏ったコンテンツを見続けた結果、最終的には彼/彼女らの世界観を変えてしまう可能性があると主張する研究結果を2019年に発表している。
YouTubeでは毎日、11万年分もの映像が20億人を超える世界中のユーザーによって視聴されている。そのうち70パーセントの動画がレコメンデーション経由で再生されていることから、この技術が社会に与える副作用が無視できない規模になってきている。